「ユキワの製品を付け替えただけで、加工がスムーズにできた」
現在は設計2グループにて、主に特注仕様の設計(特殊設計)を担当するHさん。前職では製造現場でマシニングセンタのオペレーターを経験し、ユキワ製品の高い技術力を身をもって体感したことを話していただきました。
設計開発部 設計2グループ H.M
1. 自己紹介、現在やっていること
私は設計2グループに所属しており、主にマシニングセンタで使用される「ツーリング(工具保持具)」の設計を担当しています。ツーリングとは、いわば工作機械と刃物(ツール)を繋ぐ重要なインターフェース(接点)です。業務の主な流れとしては、お客様から「こういう加工がしたい」「こういう仕様のものが欲しい」という特別な依頼をいただき、それをもとに設計図面を CADで作成します。さらに、ただ図面を描くだけでなく、「この形状で本当に自社の製造現場で加工できるか」「現場が削りやすい形状になっているか」を、社内の製造現場のメンバーと事前にしっかりと打ち合わせてから、お客様へ最終的な提案を行います。
2. どういった経緯で入社したのか
私は中途入社ですが、前職では実際に工場の現場でマシニングセンタを動かしていました。日々さまざまな加工(試作など)を行っている中で、従来使っていた他社製のツーリングでは、どうしても上手く削れないシビアな部分があったんです。そんなとき、当時の上司から「ユキワのツーリングを一度試してみろ」と言われ、ただそれまで使っていた他社製品とユキワ製品を付け替えて加工してみました。すると、それまであれほど苦戦していた加工が、驚くほどすんなりと、綺麗にできてしまったんです。「何だこのホルダー(ツーリング)は!?」と、ユキワの技術力の高さに衝撃を受けました。たまたま自宅から会社が近かったこともあり、この世界基準のモノづくりを行う側(設計)に立ち、今度は自分が現場で困っている人たちの力になりたいと思ったのが、ユキワを選んだ理由です。
3. 私が感じる「設計」のやりがいと、ユキワの強み
設計の仕事をしていて最も達成感があるのは、やはりお客様から「ユキワの製品を使って本当によかった」と言っていただけた瞬間です。特に私が今メインで携わっているのは、標準品ではなくお客様の要望に合わせた「特殊設計(一品一様)」の製品です。ツーリングやコレットなどのシビアな部品において、完全なゼロの状態からアイデアを形にし、お互いの信頼関係の中で形にしていきます。何の検証データもない状態から作った製品をお客様の機械にポンと取り付け、実際に問題なくきれいに加工ができたときは、本当に嬉しいですし大きなやりがいを感じます。ユキワの製品は、私たちが日常的に使っているスマートフォンや携帯電話の筐体(ボディ)の加工など、非常に身近な製品の製造にも使われています。「これがないと、日本の、そして世界のものづくりが成り立たない」という誇りを持てるのが、ユキワの何よりの強みです。
4. 設計と製造現場のチームワーク
設計という立場は、図面上ではいくらでも綺麗な形を描けますが、実際にそれを作るのは工場の製造現場の人たちです。だからこそ、設計が独りよがりになって威張ってしまっては、良いモノづくりはできません。図面を引いた段階で、製造現場に「この形状で削れるか」「もっと加工しやすい方法はないか」と、現場の意見をほぼ100%取り入れるくらい、気を使ってコミュニケーションをとっています。設計と製造がお互いにリスペクトし合い、現場が業務をしやすいように「お膳立て」をしてあげる。このチームワークがあるからこそ、厳しい品質基準をクリアした高精度な製品をお客様に届けることができています。
5. メッセージ
新卒の皆さんや、新しく入ってくる後輩に対しては、まずは基本となる基礎知識をしっかり伝えていきます。しかし、私たちの仕事はセオリー(基本)を覚えるだけでは成り立ちません。基本をもとに、そこから自分でどれだけ応用し、発展させて考えられるかが重要になります。ユキワ精工は、「失敗したらどうしよう」と怖がる必要が全くない会社です。先輩や上司からも「まずは自分の好きなように、思う通りにやってみろ」と背中を押してもらえる文化があります。失敗したとしても、それが経験やデータとして会社に蓄積され、次の挑戦への糧になるからです。だからこそ、指示を待つだけでなく「自分はこうしてみたい」「こういう設計が良いと思う」と、主体的にチャレンジできる人と一緒に働きたいですね。実際、私もかなり自由に、自分のやりたい設計をやらせてもらっています(笑)マニュアルのないところから新しいモノを生み出す面白さを、ぜひ私たちと一緒に体感しましょう!失敗を恐れず、主体的。自分から「こうしてみたい」と言える人と働きたいですね。